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嵯峨野と田植え
2026.06.05
私たちのユニークな福利厚生といえば、お昼の賄いごはんもそのひとつです。献立は決まっていて、玄米ご飯と具沢山のお味噌汁、そこに時々おかずが加わります。使う食材はどれもオーガニック、調味料も昔ながらの製法によるもので、基本は旬のお野菜中心です。まるでお寺の精進料理のようですが、キッチンスタッフが毎日手作りする一汁一飯のおかげで、在籍するスタッフはどんどん健康になっていきます。換算してみたところ、年間でおよそ120kg、なんと2俵分の玄米を消費していることがわかりました。
そのお米は、右京区の広沢池近くに広がる、嵯峨嵐山の田んぼで育てていただいています。冬夏では、2年ほど前から、嵯峨野の景観保護活動に関わるようになり、地域の田植えにスタッフが参加しています。持ち主が高齢化のために手放さざるを得なくなった農地を、農薬や化学肥料に頼らない有機農業に転換していきながら、約50年をかけて地域全体の生物多様性を図り、自然資本を次世代へ繋ごうというこのプロジェクトは、「古今嵯峨米」として人気を博しています。
ちょうど5月末、今年の田植えが行われました。有機農法に転換して5年目。去年に比べて格段に土の柔らかさと弾力が生まれてきたようです。消費者から自然資本の「継承者」にシフトして世界をみてみると、自然が蘇っていく過程に立ち会えるだけで喜びが湧き上がってきます。今年の新米も美味しく育ちそうです。
