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白露- 二十四節気から
2026.09.05
昼間はまだ汗ばむのに、夜の鴨川には虫の声が響き始めました。
そんな季節の小さな変化を知るための暦「二十四節気」をご存知でしょうか。これは太陽の一年の通り道を15度ずつに区切り、一年を24の季節に分けた暦なのですが、今まさにはじまろうとしている気候の変化が見事なタイミングで捉えられています。
春分・夏至・秋分・冬至はよく知られていますが、啓蟄、清明、白露、霜降といった季節の名称には、光の変化、空気の気配を字句に閉じ込めたような独特の感性があらわれ、自然を「虫の眼、野の眼」で眺める気分になります。
9月初旬、迎えるのは「白露」。夜の冷えによって草木に露が結ばれ、白く光って見える頃です。朝、冬夏の庭の苔もしっとりと水気を含みはじめます。そろそろ冷茶から、温かいお茶へと切り替えてみませんか。食卓には湯気の立つ汁物を。白い食べ物ー梨、れんこん、白ごま、豆腐などをゆっくり味わうことも、季節に体をなじませる昔ながらの食養生です。
夜は少し早めに照明を落とし、深く息を吐いてみましょう。夏から秋への境目を、草花の上の小さな露で知らせてくれる白露。自分の心と体にも、ひとしずくの潤いを与えてみたくなります。