コレクション: 五ヶ瀬
宮崎県北部の山間部、標高400メートルに位置する五ヶ瀬では、もともと山茶の自生する地域でしたが、1600年ごろに朝鮮から熊本県を経由して宮崎県に伝わった釜炒り茶の製法を源流として、釜炒茶が作られるようになりました。この地域に最初の茶園ができたのは淨専寺の境内で、第十四代の住職が1890年に寺の境内に宇治から持ち帰った茶の実を庫裡に蒔いて茶園を造園したと伝えられています。現在は、良質な釜炒り茶の産地として名高く、志を持った茶農家も多くみられます。